ヴェニスの商人
今回の更新も映画ネタ。
http://www.venice-shonin.net/
- 「肉はとってよいが、血はいけない」という裁判の話は知っていても、全編を読んだことはなかったので、物語の妙にやられました。やるな沙翁、ってあたりまえか。
- パシーノの演技が出色。虐げられ尊厳を傷つけられたものは、そう簡単に「愛」せないのです。復讐がなったと思った瞬間に、すべてが自分の手からこぼれ落ちてしまう。シャイロックの1/100くらいの衝撃でも、茫然自失の状態になると本当に立てなくなっちゃいますが、法廷シーンでのパシーノからは全く目が離せませんでした。
- 高等遊民バサーリオと友人の厨ぶりには…。あれは純粋さや若さというより「馬鹿さ」です。まあ「若さ=馬鹿さ」という等号はかなりの確率で成り立つものです。中学の生徒指導の先生は「若鳩会」という盛り場で中学生を補導する団体を「馬鹿鳩会」とおっしゃってたものです。
- そもそも、なんでアントーニオはバサーリオの保証人になんかなっちゃうんだろう。あっち関係でしょうか。
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