ナルニア国物語

ライオンと魔女 (カラー版 ナルニア国物語 1)

ライオンと魔女 (カラー版 ナルニア国物語 1)

仕事もせずに「ライオンと魔女」。衣装ダンス設定萌え〜とか思いながら、ファンタジーとして堪能。アスランの死と復活などのキリスト教啓蒙的な部分は、モチーフの料理方法が興味深い。成長譚としては、弱い人間があっという間に強くなっていく(成長していく)のに、ちょっと違和感。遠藤周作的な、『ダメ人間』(人間の弱さ)の方が親しみがもてるのは、日本人的感覚か。自分がダメ人間だからか。

子供の頃は、ナルニアシリーズを1冊も読んだことなかった。大学時代に「ナルニア」を教えてくれた彼女のことなど思い出しながら、読了。

映画はどうなのだろう。ファンタジーの映画化だと「ネバーエンディングストーリー」を見たことあるくらいで「指輪物語」も見てないのだけど、「ライオンと魔女」には派手な映像表現よりも読書的イマジネーションの方がワクワク感が強い気がするだが、全くの個人的見解。