オープンデータ

sameoさんが「オープンデータ」に注目している。コミュニティとオープンソースの論客としては、刺激的な分析をされる方なので今後のエントリーに期待。特に経済性の視点の分析はsameoさんの得意領域なので。自分がデータ屋なだけに、脅威となるにしても／自分に有利に利用できるにしても興味深いテーマだ。と書いておこう。

sameoの生活断片　オープンデータ
http://d.hatena.ne.jp/sameo/20050822/p1#c1124707051

• 主なプロジェクト
  1. Wikipedia
  2. WikiBooks
     • WikiBooksに関する論評http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20087874,00.htm
  3. はてな（人力検索）
  4. 青空文庫
     • オープンデータの一つの形態だとは思うが、他者の著作物のデジタルアーカイブであって、オリジナルデータを扱っていないので、並列に並べるのには違和感。
  5. （思いついたら追記していこう）

• オープンデータの収益源
  • ドネーション
    • Wikiメディア財団の寄付http://wikimediafoundation.org/wiki/%E5%AF%84%E4%BB%98
  • マイクロペイメント
    • はてなポイント
  • 『お布施の原理』by 梅棹忠夫 「情報の文明学」1994　※初出は1962年の「情報産業論」
  • Picsy
    • Picsyとしかいいようがないか・・・

お布施原理

• 情報の価格決定法（に関する考え方の一つ）

お布施の額を決定する要因はふたつあるとおもう。ひとつは、坊さんの格である。えらい坊さんに対しては、たくさんだすのがふつうである。もうひとつは、檀家の格である。格式の高い家、あるいは金持ちは、けちな額のお布施をだしたのでは、かっこうがつかない。お布施の額は、そのふたつの人間の社会的位置によってきまるのであって、坊さんが提供する情報や労働に無関係である。まして、お経の経済的効果などできまるのではけっしてない。